VH5110A_front_side.jpg

VH5110A

CCS充電通信の簡単な解析

「CCSリスナー」とも呼ばれるVH5110Aを使用すると、CCS(IEC 61851、DIN 70121、ISO 15118)およびNACS標準に基づいて、充電ステーション(EVSE)と電気自動車(EV)間の通信を解析することができます。

VH5110Aは、電力線通信(PLC)を介してコントロールパイロットライン(CP)上で通信されるデータを「受信」し、CANoeが解釈可能なEthernetパケットに変換します。さらに、CANoeは基本通信のPWMパラメータをシステム変数として表示します。

メリット

  • 電気自動車や充電ステーションに直接取り付けて最適に使用いただけるコンパクトな設計
  • 複雑なman-in-the-middle設定を必要とせず、簡単に取り扱うことができます
  • 中立的な動作のため、通信に影響を与えません

ギャラリー

VH5110A_front_side.jpg
VH5110A前面
CANoe_SCC_DIN70121_ISO15118.png
システム変数から選択した充電パラメータを表示(DIN 70121/ISO 15118)
VH5110A_connections1.jpg
VH5110Aコネクタ(底面)
VH5110A_connections2.jpg
VH5110Aコネクタ(上面)
VH511A_car_inductive_coupler.jpg
CCS充電通信をリスンするため、間接的な接続として、充電ケーブルの周囲にインダクティブカプラーを接続

適用分野

VH5110Aを使用すると、通信に影響を与えることなく、電気自動車と充電ステーション間のCCS通信を傍受することができます:

  • ECU統合時のテストにおいて、車両内で
  • フィールドにおいて、相互運用性の問題や充電中断を解析する際
  • データロガーと接続し、テスト車両内で充電プロセスを継続的に記録する場合

VH5110Aは、短時間の解析にはベクターの解析ソフトウェア「CANoe」に、充電プロセスの連続記録にはロガーに接続してください。

Application_Area_of_the_VH5110A_CCS_Listener-05.jpg

主な特長

  • IEC 61851に準拠したPWM通信の電圧、周波数、およびデューティサイクルの測定
  • PLC通信をキャプチャし、CANoeでの表示および解析用にEthernetパケットに変換する
  • DIN 70121およびISO 15118プロトコルに基づくSLACおよびV2Gメッセージのシームレスな受信
  • HomePlug Green PHY仕様への完全準拠
  • PLCノード間のHomePlug固有の通信をリッスンします
  • MPDUフレームのサポート

CANoe による解析と可視化

CANoe.SmartCharging は、VH5110A の解析オプションおよび機能を完全にサポートしています:

  • SLACおよびV2Gメッセージの解析とTLS復号
  • SLACおよびV2Gパラメータ(減衰、エネルギー転送など)のグラフィカルな可視化
  • CAPLを介してSLACおよびV2Gメッセージにアクセスし、独自の解析機能を追加できます
  • 1つのツールで、その他の通信(LIN、CANなど)および診断情報(DM、DTCなど)の解析が可能
  • すべてのデータとWindow間の時間同期
  • 大規模なログファイルおよび自動車用ロギングフォーマット(mf4、blfなど)の記録と再生

製品の関連情報

電源接続MQS ×1(接続ケーブルは同梱されています)
通信用接続

CPシグナル用 BNC 1本
CANoe用Ethernet(10/100 Mbit/s)×1

電源9 ~ 36 V DC
消費電力定格 1,200 mW
オペレーティングシステム要件Windows 10(32 Bit または 64 Bit)
ソフトウェア要件

CANoe
CANoe オプション .SmartCharging
CANoe オプション Ethernet

対応標準ISO 15118-2
ISO 15118-3
ISO 15118-20
DIN 70121
IEC 61851
NACS
温度範囲動作温度:-40 °C ~ +85 °C
外形寸法(長さ×幅×高さ、BNCコネクタを含む)約 115 × 110 × 35 mm
重量約 230 g

「ベクター GreenPHY Configurator」は、車両と充電ステーション間の充電通信に使用されるPLCチップのファームウェアを更新し、設定を行うためのツールです。これらのチップは、HomePlug GreenPHY標準に基づいています。複数のチップメーカーに対応しています。

関連ページ

お客様の課題やユースケースをお聞かせください
お客様の課題やユースケースをお聞かせください
ご検討中の方も、次のステップに向けて準備を進めている方も、まずはお気軽にご相談ください。お客様のニーズに最適なソリューション探しをお手伝いします。