
ASAP2記述ファイル(A2L)は、CCPおよびXCPを測定/キャリブレーションのプロトコルとして使用するための前提条件となります。ASAP2 Tool-Setは、このようなECU記述ファイルの作成およびチェックに使用されます。ASAP2 Tool-SetにはASAP2 Studioと、初期化ファイルで設定可能な7つのコマンドラインプログラムが含まれています。
ハイライト
- 自動化されたプロセス:コマンドラインプログラムをスクリプトやCI環境に簡単に統合できます。ログファイルやリターンコードを通じてエラー診断が可能です。
- ASAMへの準拠:ASAP2標準のすべてのバージョンに対応しています。
- 設定の簡素化:リンカーマップファイルからアドレス情報や構造情報を引き継ぐことで、新しいデータベースオブジェクトの作成が大幅に簡素化されます。一般的なMAPおよびデバッグフォーマットのほとんどに対応しています。
- 柔軟なデータ処理:A2Lファイルのインターフェイス固有の部分は、含まれているメタ言語定義AMLに基づいて解釈されます。
機能
- Cコード内のコメントに基づいて自動的にASAP2ファイルを生成
- AUTOSAR ARXMLファイルからASAP2形式へ手軽に変換
- ASAP2ファイルのアドレスおよびデータタイプ情報を更新
- 複数のASAP2ファイルをマージして1つの共有ASAP2ファイルを生成
- 2つのASAP2ファイルを比較し、その結果を多様な形式で文書化
- ASAP2ファイルに構文上のエラーや意味上のエラーがないかを確認
- 検索フィルターにより、ASAP2ファイルを絞り込んで変更および最適化
ワークフロー


ツール
ASAP2 Studio
ASAP2 Studio を使用すると、A2L ファイルの表示、作成、変更、更新が可能です。MAP ファイルやデバッグファイルの内容を表示することで、そこから特定のオブジェクトを選択し、A2L ファイルに組み込むことができます。ツールセットのコマンドラインツールは統合されており、ダイアログを介して設定やコントロールを行うことができます。グラフィカルユーザーインターフェイスは適用分野ごとに整理されており、迅速かつ便利な操作が可能です。
ASAP2 Creator
ASAP2 Creator を使用するには、ECU コードに特別なコメントを挿入する必要があります。データ型、変換ルール、最小・最大条件、構造体、配列などの ASAP2 情報は、これらのコメントを通じて定義されます。
ASAP2 Updater
ASAP2 Updaterは、A2Lソースファイルを読み込み、その情報をリンカーマップファイルのエントリと照合し、必要に応じて欠落しているオブジェクトを生成して、新しいA2Lファイルを作成します。
ASAP2 Merger
ASAP2 Mergerは、複数のA2Lフラグメントを1つの共通のA2Lファイルにマージします。ソースファイルのうち1つをマスターとして設定する必要があり、その他のソースファイルはスレーブとなります。マスターファイルからはすべての情報が結果ファイルに取り込まれますが、スレーブファイルからは測定値および調整量、変換ルール、関数、グループ、およびレコードレイアウトのみが取り込まれます。
ASAP2 Comparer
ASAP2 Comparer を使用すると、2つのA2Lファイルを迅速かつ簡単に比較し、比較結果のドキュメントを生成することができます。
ASAP2 Checker
すべてのA2Lファイルが標準の基準を満たしているわけではありません。ツールチェーン全体を通じて高いプロセス信頼性を確保するため、A2Lファイルが標準に準拠しているかどうかがチェックされ、不適合箇所がハイライトされます。
ASAP2 Modifier
ASAP2 Modifier を使用すると、A2L ファイルに対して、ユーザー定義の条件に基づいた選択的な変更を行うことができます。これには、フィルタリング、匿名化、最適化、オブジェクト属性の変更に加え、DBU、Excel、JSON などの外部フォーマットからのインポートも含まれます。
ARXML Converter
MCサポートデータを含むAUTOSAR ARXMLファイルをA2Lファイルに変換します。
ギャラリー
バージョン20の主な機能
ARXMLインポート
- AUTOSAR 24-11:最新のAUTOSARバージョンに対応
- 表示識別子:ShortNameフラグメントに基づく生成
ASAP2 Studio
- 永続的な設定:「Create INI Files」ダイアログがユーザー定義の設定を保持
- MAP リーダー:「Create INI Files」ダイアログで使用されるMAPリーダーをINIファイルに書き込む
- 妥当性チェック:A2Lファイルの読込み後、自動的に整合性チェックを実行
ASAP2 Updater
1回の実行で複数のMAPファイルの指定が可能
ASAP2 Modifier
- 変数へのXCPおよびETK_XETKイベントの割当てを、アドレス範囲または変数名に基づいて生成することが可能
Linux用サーバーエディション
以下の制限があります:
ASAP2 Updater:MAP形式としてサポートされるのは、ELF/DWARF、COFF/DWARF、EXE/DWARFのみです。
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