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CANoe Emulation Package EV

充電ステーションの実際の充電挙動を、仮想環境で確実に再現

CANoe Emulation Package EVは、CANoe向けの拡張パッケージです。記録した充電セッションをパラメーター化されたエミュレーションモデルへ変換し、実際の充電ステーションの通信挙動を再現します。特に、エラーケースや限界条件の再現に重点を置いています。

本パッケージは、充電通信、相互運用性(インターオペラビリティ)、およびシステムの堅牢性を検証する必要がある開発チームやテストチーム向けに設計されています。実車や実環境での繰り返し試験を行うことなく、効率的な検証を実現できます。また、再現性と自動化が重要となるラボ環境、SIL(Software-in-the-Loop)環境、HIL(Hardware-in-the-Loop)環境に最適です。

メリット

CANoe Emulation Package EVは、実際の充電データを再現可能な仮想テストパートナーに変換します。

  • 実際の充電ステーションをエミュレーションします:
    物理的なEVSEを、実際の充電セッションから導き出されたエミュレーションに置き換えます。
  • フォールトやエッジケースを再現する:
    ラボ環境で、発生頻度が低い、または再現が困難な問題を再現可能にします。
  • テストの再現性を向上させます:
    変動しやすい実環境のフィールド条件ではなく、安定的で決定論的な充電挙動を用いてテストを行います。
  • 時間とコストの削減:
    出張、セットアップ作業、および現場での繰り返しテストを最小化します。
  • 自動検証の導入・活用支援:
    エミュレーションベースのテスターを継続的テストプロシージャに統合します。

製品概要

CANoe Emulation Package EV は、記録された充電通信を実行可能なエミュレーションモデルに変換します。実際の充電ステーションで繰り返しテストを行う代わりに、フィールドデータから直接導き出された仮想 EVSE の挙動を用いて作業を行うことができます。

一般的なワークフロー

  • 記録された充電セッション(BLFファイルやPCAPファイルなど)をCANoeにインポートします。

  • 通信データを再生し、自動的に解析します。

  • プロトコルパラメータや通信パラメータを自動的に抽出します。

  • CANoeのテストユニットをパラメーター化します。

  • 制御された環境下で、ステーションの充電挙動をエミュレートします。

その結果、特にプロトコルの処理、パラメータのネゴシエーション、タイミング、およびエラー時の挙動において、フィールドで監視される実際の充電ステーションと同様の挙動を示す仮想充電ステーションが実現されます。

一般的なワークフロー

主な特長

  • ログの自動解析
    BLFやPCAPなどの形式で記録された負荷テストセッションを解析し、手作業を必要とせずにログのプロパティ、メッセージシーケンス、および動作パターンを抽出します。
  • データ駆動型のパラメータ抽出
    実際の通信データからエミュレーションパラメータを自動的に導出し、構造化されたバリアントプロファイルとして保存します。すべてのトランスポート層およびアプリケーションレイヤーが考慮されます。
  • 現実的なEVSEエミュレーション
    抽出されたパラメータによって動作が完全に定義された汎用テスターを使用し、標準化された負荷通信に基づいたエミュレーションを実行します。
  • エラー指向の挙動再現
    フィールドでの充電セッションで監視された実際のフォールトシナリオや逸脱を再現し、再生します。
  • 再現性のある実験室テスト
    SILおよびHIL環境から車両全体テストに至るまで、仮想充電ステーションを安定的かつ再現性の高いテストパートナーとして使用します。
  • CANoeとのシームレスな統合
    別途シミュレーションツールを導入することなく、既存のCANoeオプションやワークフローを使用できます。

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