
DO-178/ED-12標準規格「Software Considerations in Airborne Systems and Equipment Certification」は、RTCAとEUROCAEが共同で発行しています。この規格は、米国のFAAや欧州のEASAをはじめとする航空認証機関が、商用ソフトウェアベースの航空宇宙システムを承認する際の主要な文書です。
民間航空製品に使用されるソフトウェアにとって、DO-178/ED-12に記載されている目標への適合は、認証を取得するための主要な手段です。VectorCASTプラットフォームは、DO-178B/ED-12BおよびDO-178C/ED-12Cで定義されているソフトウェア検証プロセスの自動化を支援します。
VectorCASTツール認定パッケージ
DO-178BおよびDO-178C向けのVectorCASTツール認定パッケージには、DO-178B/ED-12BまたはDO-178C/ED-12Cに基づくプロジェクトでVectorCASTツールの認定を取得するために必要な、ツール認定用文書、テストケース、および手順書が含まれています。
本パッケージには、Tool Operational Requirements(TOR)文書およびTool Qualification Document(TQD)のほか、DO-330で要求される関連文書が含まれています。本パッケージを利用することで、開発組織はVectorCASTを使用して開発した組み込みシステムの認証取得プロセスを効率化できます。
パッケージ内容
- Tool Operational Requirements(TOR)文書
- Developer Tool Qualification Plan(TQP)
- Developer Tool Configuration Index(TCI)
- Developer Tool Accomplishment Summary(TAS)
- Tool Qualification Document(TQD)
- ツール認定テストケース
- ツール認定手順書
- DO-330で要求される関連文書
- Pythonベースのテストスイート
メリット
認証取得プロセスの効率化
ツール認定パッケージには、DO-330で要求される文書、テストケース、および手順書が含まれています。認定エビデンスをゼロから作成するのではなく、体系化された出発点を利用できます。
運用環境に合わせた認定
ベクターは、お客様固有の運用環境に合わせてパッケージをカスタマイズします。生成されるTORおよびTQDは、汎用テンプレートではなく、実際の構成環境を反映した内容となります。
DO-178B/ED-12BおよびDO-178C/ED-12Cの両方に対応
両バージョンの規格に対応した専用の認定パッケージを提供しています。そのため、プロジェクトの認証基準に適した文書を使用できます。
ベクターによる認定テストケース実行支援
認定テストケースの実行は、ベクターのサポートを受けながら進めることができます。テスト結果をベクターへ提供すると、その結果および制限事項を含むTORとTQDのドラフト版を作成します。
ツール認定パッケージの利用方法
VectorCAST DO-178B/ED-12Bツール認定パッケージは、以下の手順で利用します。
- 必要事項を記入した申請フォームをベクターへ提出します。
- 認定対象となる運用環境向けのVectorCAST設定ファイルをベクターへ提供します。
- ベクターが指定された運用環境向けにカスタマイズした認定パッケージを提供します。
- ツール認定計画(Tool Qualification Plan)を認証機関へ提出します。
- ツール運用要件(VectorCAST TORに含まれる内容)を文書化します。
- ツールが運用要件を満たしていることを検証します。
- ベクターのサポートを受けながら認定テストケースを実行します。
- テストケース結果をベクターへ提供します。
- ツールの制限事項を特定し、文書化します。
- ベクターが認定結果および制限事項を含むTORとTQDのドラフト版を提供します。
- TORおよびTQDをレビューし、必要に応じてベクターへフィードバックを提供します。
- レビュー内容の承認後、ベクターが最終版ドキュメントを提供します。
- 最終版のTORおよびTQDを認証機関へ提出します。

