vTESTstudioでは、ECUバリアントおよびテストバリアントを完全にサポートしています。vTESTstudioでは、バリアントはいわゆる「バリアントプロパティ」によって表現されます。テストプロジェクト内では、ECUバリアント「国 [米国、欧州]」やテストバリアント「カバレッジ [全範囲、回帰]」など、必要な数のバリアントプロパティを自由に定義できます。
バリアントプロパティの値は、テストの設計時にあらかじめ定義することも、テスト開始直前に設定することも可能です。バリアントに応じて、テスト構造、テストシーケンス、およびパラメータ値を定義できます。これにより、異なる製品ライン間であっても、テスト関数、パラメータ、さらにはライブラリ全体の再利用性を高めることができます。
テスト実行ツリー
テスト実行ツリーの構造は、1つまたは複数のバリアントプロパティに依存する場合があります。例えば、個々のテストケースが特定のECUインスタンスにのみ関連する場合や、テストグループ全体が特定のテストバリアント(例えば、回帰テストとは対照的な完全テストなど)でのみ実行される場合があります。
テストケースやテストグループのバリアント条件は、1つまたは複数のバリアントプロパティに基づいて設定できます。複数の条件は、論理演算子を使用して連結することができます。
テストケースまたはテストグループに対して定義された条件が満たされない場合、その要素はCANoeでのテスト実行には表示されません。
テストシーケンス
テストケース内での実行順序は、1つまたは複数のバリアントプロパティによって依存する場合があります。これは、対応するif-/else文や特別なグラフィカル要素を使用してモデル化することができます。
パラメータ
個々の値(例:ECUの設定パラメータなど)がバリアントプロパティに依存する場合、これをパラメータエディタで定義することができます。また、バリアントに依存するリストパラメータを定義することも可能です。例えば、テスト対象の温度リストに含まれる値のセットは、バリアントプロパティ「テスト深度」に依存する場合があります。完全テストでは、スモークテストよりも多くの温度値がテスト対象となります。
テスト実行時には、設定されたバリアントに応じた適切な値が自動的に使用されるため、(テストテーブルやテストチャートエディタなどで)実際のテストシーケンスを調整する必要はありません。
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