
バイパス手法では、一部のECUソフトウェアはECU外部のハードウェアプラットフォーム上でリアルタイムに実行されます。このため、ECUコード全体の生成やフラッシュ工程を実施する必要がなく、機能の素早い修正が可能です。メモリやCPU性能の不足などで、新機能を既存のECUハードウェアでは実行できないときには、バイパス手法が有効です。
特長
- 機能(DLL)を簡単に作成:MATLAB/SimulinkまたはCコードを用いて、機能(DLL)を簡単に作成
複数の機能を並列実行:複数の演算を並行して実行し、有効化または無効化が可能
- グラフィカルな表現:CANape上でバイパスモデルおよびECUモデルを可視化し、測定データやパラメータにアクセス可能
- ソフトウェアのシミュレーションと検証:実バスシステムおよび高分解能タイムトリガー(フルパス)によるECUソフトウェアのテストと検証
適用分野
CANape、VN8900、およびVX1000測定/キャリブレーションハードウェアを連携させることで、包括的なバイパスソリューションを構築できます。VN8900ネットワークインターフェイスは演算プラットフォームとして機能し、VX1000システムがECUとの接続を実現します。CANapeでは、ソリューション全体の設定を行うとともに、信号やパラメータを可視化できます。


機能
SimulinkモデルまたはCコードで機能を定義し、モデルの入力部と出力部にCANape I/Oファンクションブロックを配置します。コードの生成、コンパイル、リンクが完了すると、CANapeで利用可能なDLLが作成され、統合できるようになります。
CANapeでは、モデルの入出力をECUの実際の信号にリンクします。バイパスアルゴリズムは、設定を変更するだけでCANapeからVN8900へ自動的に転送されます。VN8900上でモデルを実行する際には、VX1000ハードウェア、XCP on Ethernet、XCP on CAN、CAN、FlexRay、またはI/O経由でECUから必要な入力データを取得します。その後、CANapeを使用して、VN8900上のバイパスアルゴリズムおよびECU内のソフトウェアに対して測定/キャリブレーションを実行できます。
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